新型コロナウイルス—コッツウォルズでは

<Covid-19 in the Cotswolds> イギリスでは新型コロナウイルスが急激に拡大しているので、日本の家族や友人たちから心配されることも多い。しかし、私が住んでいるコッツウォルズはそれほど悪い状況でない。人口が少なく、人口密度も低いのが一番の理由だろう。ここモートンの町は北部コッツウォルズの中心地のひとつだが、感染者が出たという話は、(個人的なつきあいの範囲ではあるけれど)まだ耳にしていない。

コッツウォルズというのは、イングランド南西部にある州、グロスタシャーのなかの一行政区で、人口は約10万人。コッツウォルズ全体のCovid-19感染者数は、今日現在、526人で、パンデミック開始以来の累計ではおよそ1900人だそうだ(オンライン地方紙『グロスタシャー・ライブ』より)。大都市を始め国内の多くの地域で累計数万人、10万人当たり5000人から9000人を数えていることを思えば、ここらはずっと平穏だといえる(『ガーディアン』紙より)。

ちなみに、近所のスーパーや食料品店で品数が減っているということもなく、日用品の買い出しに不自由はない。また、これも時々心配されることだが、東洋人差別などの嫌な目に合うこともまったくなく、普通に気持ちよく接してもらっている。もっとも人口5,000人未満のこの町に、東アジア系は私を含めてたぶん3人しかいないので、これだけ少ないとかえっていじめられにくいのかも?という気もする。

参考サイト:イングランドの行政区(全343)マップ