ホームスクーリング

<Home Schooling> 子供のホームスクーリング(オンライン授業)も3週目に入り、親も子も教師もだいぶペースがつかめてきた。そして同時に、オンラインで出来ることと出来ないこともはっきりしてきた。最初の頃はTeamsの時間割にあらゆる教科が詰め込まれ、ほぼ30分ごとに課題をダウンロードして印刷したり、動画を見たり、対面の授業に出たり、課題をアップロードしたり、その間に質問コメントを送ったり・・・と本当に目まぐるしかった。実際、とても全部こなすことはできず、やむなく無視(!)するしかない課題や指示も多かった。きっとうちだけではなかったと思う。保護者からのコメントや改善要望が多々あったに違いなく、学校側も頻繁にやり方を変えてきた。

その結果、現在はずっとシンプルになり、毎日の科目は算数と英語にしぼられている。その他のサイエンス(理科)や歴史や地理は、指定した課題の中から各自好きものを選んで取り組み、週末までにその成果を一本アップロードすればよい、ということになった。よほど現実的である。先生たちも一息つけるようになったのではないか。とはいえやはり、通常の授業が早く再開してくれることを願わずにはいられない。ホームスクーリングでは子供の学びが不足するだけでなく、親もまともに仕事ができない。 

現在のロックダウンは2月後半に見直し、状況に応じて解除、緩和、または延長される予定だ。しかし学校の再開には教職員の安全についての懸念がつきまとう。全国最大のNASUWTを始めとする教員組合は、ワクチン接種の最優先グループに学校教職員を含めるよう強く要望している。とはいえ同じ要望は、ロックダウン中も一般市民と直接コンタクトをとらなければならない警察官や、小売店従業員、公共交通機関スタッフの組合・団体のほか、重症化率の高いエスニック・マイノリティ(BAME)のグループや学習障害者のグループからも上がっており、議論が続いているという(『ガーディアン』紙より)。